ゆななの昭和ラブホ旅行記~ホテル Open Heart 城~

目次

    私は単身で日本全国、北海道から沖縄までの昭和ラブホを200軒以上巡り、SNSや書籍出版などを通し魅力を発信しています。
    1985年に新風営法が施行され、それ以降はラブホテルに回転ベッドや一定以上の大きさの鏡などを設置することが難しくなってしまいました。
    昭和ラブホとは、新風営法の施行前に建てられて大きな改装をせずに当時の趣が残っているラブホテルのことを指します。
    昭和ラブホの王道である回転ベッドや鏡張りの部屋、エアシューターなど……。当時を知る人にとっては懐かしく、平成生まれの人にとっては新鮮に感じられるのではないでしょうか。

    今回ご紹介するのは、千葉県大網白里市にある「ホテル Open Heart 城」。
    JR大網駅から車で約10分の場所にあります。 
    とにかく外観のインパクトが強すぎるのです!ご覧ください。

    田んぼの中にポツンと現れるお城のラブホテル。まるでゲームや映画の世界観に迷い込んだかのようで、こんな場所が現実にあるなんて!と驚きを隠せません。白×エメラルドグリーンの配色もたまりませんね。通りがかりに写真を撮影していく人も多いのだとか。看板は旧ホテル名「キャッスル」のまま残っています。

    外観だけで内装は普通なのでは?と思っている人もいるかもしれませんが、内装も外観に負けていません。私がお気に入りの5部屋をご紹介します。

    まずは13号室。
    ディスコ部屋です。壁にはダンサーが光るブラックライト、天井には小さな鏡がたくさん貼られたミラーボールがありクルクルと回転。床に敷かれたライトタイルは時間差でゆっくり光ったり、パパッと点滅します。

    昭和ラブホにディスコの部屋はありがちですが、ここまでふんだんにライトタイルが敷かれているのは珍しいです。しばらくじっくりと部屋を眺めていたくなるほど。
    壁には「ディスコ照明」のスイッチを発見。これでライトタイルをオン・オフにできます。

    このようなディスプレイもあります。ディスコ部屋に合わせてギターやレコードなど音楽関係のものが飾られています。これらのディスプレイは定期的に変わるのでしょうか……。気になるところです。

    そして想像の斜め上をいく驚きのサービスが! なんとエアシューターで「おみくじ」が送られてきます。

    フロントへ「おみくじ」と電話→フロントからカプセルが送られてくるので、100円を入れて送り返す→フロントから「おみくじ」が送られてくるという流れです。
    現在は自動精算機での会計で、残念ながらエアシューターでは会計できないのですが、まさかこんな風に再利用されていたなんて!おみくじのワクワクを味わえて、エアシューターの設備も楽しめるなんて、一石二鳥で発想が素晴らしいです。ぜひエアシューターが残っているラブホは、この「おみくじ」を採用していただきたいです。

    またベッドの枕元には昭和ラブホ名物の「落書き帳」があります。お客さんが書いた内容に対してスタッフさんがコメントを書くと、それを楽しみにしてまた同じ部屋に来てくれる人がいるとのこと。こういったコミュニケーションで楽しみが増えますね。

    ここ数年でオーナー様が代わり、水回りのアメニティが増えました。個人的にはヘアクリップと糸ようじが置いてあるのが嬉しかったです。

    お風呂はタイル張りで、円形や四角模様とオレンジジュースのイラストが描かれていました。ほかには体を洗う用のスポンジや入浴剤のバブがあります。清掃にかなり気を配っているとのことで、バスタブもピカピカでした。

    続いて21号室。
    馬車ベッドの部屋。ブラックライトを点けると、壁には地中海、天井には星空が現れます。
    塗料の発色がはっきりとしていて色鮮やかなので臨場感があります。

    こちらはブラックライトをオフにした姿なのですが、馬車ベッドの存在感は変わりません。このベッドに憧れを抱いている人もいるのではないでしょうか。ソファに座ってのんびりしましたが、圧迫感がなくリラックスできました。

    ベッドの内側は、さくらんぼのイラストが所狭しとデザインされていてファンシー!こんなに可愛いと乙女心がくすぐられます。

    部屋を見渡すと、椅子やベッドの車輪を固定するストッパーが、ベッドの内側と同じデザインでした。細部までこだわり抜かれたセンスがたまりません。

    机の上にはオリジナルのライターがあります。今はライターやマッチの需要が減り、オリジナルのものを置かなくなるホテルが増えている中、これらを見つけると嬉しさが倍増!

    お風呂の広さは先ほどご紹介した部屋と変わりませんが、タイルのイラストが違いました。タイルのデザインに興味があるので、昭和ラブホの水回りはいつも注目して見ています。

    続いて16号室。
    こちらは円形ベッドの部屋です。※回転しません
    ベッドの枠の赤がチャームポイントですが、よくみると真ん中のラインは21号室の馬車ベッドの内側と同じ、さくらんぼ柄。まさかここでもお目にかかれるなんて!思わぬ発見にテンションが上がります。

    円形はベッドメイクが大変だと聞きますが、シーツにシワがなくピンと張られています。ギラギラした派手さがないので、ほっと落ち着ける部屋です。カーペットの柄も良いアクセントに。

    お風呂のタイルは茶色系でまとめられていて、壁には古代人が描かれています。

    トイレに可愛いものを発見して顔がニヤけました。赤いスリッパに天使が!

    お次は18号室。
    壁紙には、標高の高そうな山々や広がる草原が。自然をイメージした部屋なのでしょうか。

    掛け布団の上には羊のぬいぐるみがいて、スヤスヤと寝息が聞こえてきそうです。抱き枕として使うのもアリ!?

    ショーケースには電飾の流れ星がディスプレイされていて、ラブホと電飾の相性はバッチリ。

    壁紙に緑が使われていましたが、それに合わせてなのかバスタブも緑です。家庭用のバスタブで緑はなかなか見かけない気が……。

    最後に11号室。
    Open Heart 城は奥側が新館で、手前側が旧館とのこと。これまでにご紹介した部屋は新館ですが、この部屋は旧館です。旧館は新館よりも狭めの造りですが、そのサイズ感が逆に良かったりします。
    もちろんレトロさがちゃんと残っているので、昭和ラブホ好きは歓喜!純喫茶にあるようなベロアの深い赤のソファが目立っています。

    壁にオシャレな形の鏡が等間隔に並び、天井からはキラキラとした照明が下がっていて眺めているだけでうっとり。

    ちなみに夜の外観も撮影してきました。暗くなっても昼間と存在感は変わりません!旧ホテル名「キャッスル」の赤いライトが煌々と輝いています。電球が切れてしまったら高所作業車を使って新しいものに取り替えているのだとか。高所恐怖症なので、取り替え時のことを想像するだけでもヒヤヒヤ(笑)。

    OpenHeart城、いかがでしたでしょうか。外観のインパクトはもちろんですが内装も引けを取りません。前を通りがかったことはあるけど入ったことはない……という人がいたら、もったいない!ぜひ一度、入ってみることをオススメします。もうすでに行ったことがある人は、再訪して新館と旧館でそれぞれ好みの部屋を探してみるのも良さそうですね。ぜひ探検気分でお城ラブホを楽しんでください!

    YouTubeでも詳しく紹介しているので、そちらもぜひご視聴ください。

    ホテル Open Heart 城

    4

    オフィシャルコメント

    田んぼの真ん中にあるお城の形をしたホテル ライステラス大網!! エモいよ~♪

    アクセス

    大網駅から車で4分

    住所

    千葉県大網白里市富田1208

    関連記事