夫婦・30代からのデートがマンネリになったら|変えるところと変えないところ

昔なら一日歩き回っても平気だったのに、今は午後で切り上げたくなる。
行き先も、気づけば毎回同じ店になっている。
30代を過ぎたあたりから、こう感じていませんか?
マンネリに見えるのは飽きたからではなく、体力と使える時間が変わったのに、組み立てを昔のままにしているからです。
本記事では、体力の使いどころがどう変わるか、行き先の決め方を何に切り替えるか、子どもがいる場合の時間の作り方、「今さら」と思ってしまうときの考え方をまとめました。
削ったところには、別のものが入ります。

目次

    30代からのデートは、体力の使いどころが変わる

    20代の頃のデートは、どんな一日だったでしょうか。
    朝10時に待ち合わせて、水族館をひと通り歩いて、夕方から買い物、夜は居酒屋。ここまで詰め込んでも、次の日はふつうに動けていました。

    同じ組み立てを30代でやると、日曜の夜あたりで会話が止まります。
    ただ、これは体力が減ったという意味ではなく、使いたい先が移ったという話です。

    20代は、移動そのものが楽しい時間でした。電車で並んで座って、次どこ行く、と相談しながら知らない街を歩くところまで含めてデートだったわけです。

    いまは、向かい合って座っている時間のほうに残しておきたい。三軒めのカフェを探して歩き回るより、最初の店で二時間話すほうが帰り道の満足度が高い。

    行程を減らすことに、後ろめたさは要りません。一日の予定を組むときは、移動にかかる時間を先に引き算してみてください。

    行き先の決め方が変わる理由

    20代の頃は、新しくできた店やSNSで見かけた場所がそのまま行き先になっていて、一時間並ぶことまでその日のイベントのうちでした。

    30代を過ぎると、店を見る目が変わります。
    席と席の間隔、店内の音量、予約が取れるかどうか、椅子の座り心地。

    話題の店は話題を用意してくれますが、隣との距離が近い店だと、二時間座っていても中身のある話が残りません。いまの基準はひとつ、その場所が会話の邪魔をしないかどうかです。

    もうひとつ変わるのが、決めるまでの手間です。店を探すこと自体が楽しみだった20代と違って、いまはその時間を捻出するほうが大変になっています。

    だから、外さない店を持っておくこと。「あそこでいいよね」で話が終わる店が二軒か三軒あるだけで、行き先の相談にかかっていた時間がまるごと消えます。新しい店の開拓は、余裕のある日に回してください。

    夫婦になってからのデート

    結婚してからのほうが、出かける約束は取りづらくなります。

    恋人の頃は、日にちを決めて、行き先を決めて、その日を待つところまでが予定でした。同じ家で暮らしはじめると、一緒にいるのが当たり前になって、わざわざ予定として立てる理由がなくなります。

    気づけば二人で外に出るのは日用品の買い出しだけで、カートを押しながら詰め替えの洗剤を選ぶ時間は、一緒に過ごしてはいても顔は見ていません。

    ここで引っかかるのが、デートという言葉のほうです。「今度デートしない?」は、何年も一緒にいる相手に向かって言うには、正直なところ少し照れます。

    言葉のほうは使わなくて構いません。
    「日曜、駅前にできた蕎麦屋行かない?」
    行き先を先に出してしまえば、断られたとしても却下されたのは提案のほうです。

    結婚記念日のように日付の決まった口実があるなら、それに乗ってしまうのがいちばん早い。年に一度なら、多少大げさな店を予約しても照れずに済みます。

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    子どもがいる場合の時間の作り方

    子どもがいると、二人の時間は自然には空かないので、作りにいく必要があります。

    取りやすいのは、保育園や学校に送り出してから迎えに行くまでの、平日の午前です。夜は寝かしつけと翌朝の支度が控えているので、読みやすさでいえば昼が上です。

    どちらかが休みを取れる日に合わせる手もあります。二人そろって一日休まなくても、片方が平日休みの日に半日を差し込めば予定になります。

    預け先は、その日になってから探すと間に合いません。実家、一時保育、地域のサポート制度。どれも事前の登録や面談が要るので、予定が具体的でなくても手続きだけ先に済ませておきましょう。

    家庭ごとに事情が違うので、ここでは時間の作り方までにしておきます。
    丸一日は取れないと分かった時点で、その日ごと流れてしまうことがありますが、それはもったいない話です。
    三時間あれば、食事をして、少し歩いて、話しそびれていたことをひととおり話せます。
    短くても、二人にとって大事な時間になるはずです。

    会話の中身が変わる

    20代のデートで話していたのは、好きな音楽、これまでの恋愛、休みの日に何をしているか。お互いを知るための質問が、そのまま会話になっていました。

    30代、40代になると、口をついて出るのは別の話です。
    仕事で抱えている面倒な案件、親の年齢、住むところ、健康診断で引っかかった項目。

    これをつまらなくなった証拠だと考えなくて大丈夫です。知り合ったばかりの人には言えない話ばかりで、それだけ見せられる範囲が広がったということです。

    ただ、生活の話だけで一日が終わる日が続くと、デートが打ち合わせになります。予定のすり合わせ、お金の相談、家の用事の割り振り。議題を片づけて解散すると、会ったのに顔を見ていない感じが残ります。

    その日にひとつだけ、生活と関係のない話を持っていってください。最近おもしろかった動画でも、通勤の途中で見かけた変な看板でもかまいません。「そういえば、あれ観た?」から始まる数分が、生活の延長とデートを分けてくれます。

    半日で満足できる組み立て

    丸一日を空けることが、年々むずかしくなります。土曜には用事が入り、日曜は翌日のために早めに寝ておきたい。一日中空いているという20代の頃の前提は、そのままでは通りません。

    だったら、最初から半日で組んでしまう。

    移動を一回に抑えて、行き先をひとつに絞る。そのうえで終わりの時刻を先に決めておくと、詰め込む量が減るぶん一つひとつが濃くなって、四時間でも一日分の手応えが残ります。

    この組み方に合うのが、数時間から借りられるレジャーホテルの部屋。昼過ぎに入って夕方に出る半日の予定に、そのまま収まります。

    広い風呂に浸かって、映画を一本流して、少しうたた寝する。20代の頃には退屈に見えていた過ごし方が、この年代ではいちばん体に合います。

    休憩の料金は宿泊と考え方が違うので、久しぶりなら仕組みだけ先に確かめておくと落ち着いて入れます。

    ▶ 休憩と宿泊、料金の仕組みを読む

    「今さら」と思ってしまうとき

    この歳になってラブホテルもないだろう。そう思って手が止まる人は、けっこういます。

    ただ、その今さらという感覚をほどいていくと、出てくるのは部屋への不満ではなく、相手にどう思われるかという心配のほうです。変に思われないか、急にどうしたのと引かれないか。

    誘われない側も、実は同じ理由で黙っています。誘ってこないのだから、そういう気分ではないのだろう。そう受け取ったまま何年か過ぎている二人は珍しくありません。

    部屋のほうも、思っているより幅があります。風呂が大きく取ってある部屋、腰かけて話せる椅子とテーブルがある部屋、車をそのまま停められる部屋。写真を並べて眺めているうちに、若い人だけの場所という思い込みが外れていきます。

    入り方や支払いの手順を忘れてしまっているなら、そこだけ先に確かめておくと当日に迷いません。

    ▶ ラブホテルの入り方と基本を読む

    まとめ|削ったところに、別のものが入る

    ここまでの話は、どれも同じ形です。20代の頃にやっていたことを減らして、空いたところへ別のものを入れる。

    歩く距離を減らして、話す時間を増やす。行き先の数を減らして、座り心地のほうを上げる。丸一日を半日にして、その半日の中身を濃くする。

    部屋の選び方も同じです。若い頃に目を引かれたのは内装の派手さでしたが、いま気になるのは、湯船に二人で入れるか、腰を下ろして話せる場所があるか、周りの音が届かないか、車で乗りつけられるか。年齢を重ねてからの部屋選びは、こういう地味な条件から決まります。

    ハピホテなら、写真と設備を見比べたうえで、その時間に入れる部屋かどうかまで一度に確かめられます。着いてから探し直すより、決めてから家を出るほうが体力が残ります。

    何年一緒にいても、今度の休みをどう使おうかと相談する時間は残ります。その相談ができているうちは、二人の過ごし方は何度でも組み直せます。

    半日で満足できる形をもう少し詰めたいなら、時間別の組み立てが使えます。

    ▶ デートは何時間がちょうどいいかを読む

    年代を問わず効く部分だけ知りたいなら、そこは一本にまとめてあります。

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