付き合う前のドライブデートは気まずい?車内の沈黙をどう埋めるか

「今度ドライブでも行かない?」
まだ付き合っていない相手からそう届いて、嬉しいはずなのに返事を打つ指が止まった。

何時間も車の中でふたりきり、と想像したところで手が止まりませんか?

止まる理由は、行き先が思いつかないことではありません。会話が途切れたときに逃げ場がない、その一点です。

本記事では、誘われた側が返事の前に確かめておくこと、車内で沈黙が続いたときの音楽や景色の使い方、片道の時間の決め方、休憩の入れ方、夜の締め方までをまとめました。

沈黙は埋めなくても平気です。まずは、行き先と帰る時刻を聞くところから始めましょう。

目次

    付き合う前にドライブへ誘われたら

    「今度ドライブでも行かない?」
    付き合う前にそう言われて、返事を打つ指が止まった経験はありませんか。

    嬉しさと同じくらい、身構える気持ちも出てきます。
    ふたりきりの密室で何時間も、しかも自分の判断で席を立てない形だからです。

    その警戒は、無理に押し込めなくて大丈夫です。
    気が進まないなら、まだ車はハードルが高いかな、と正直に伝えたほうが後を引きません。
    そのかわり昼にお茶なら、と代案をセットにすると、相手も引き下がりやすくなります。

    断りの一言をどう組み立てるかは、こちらの記事で扱っています。

    ▶ 角を立てずに断るときの言い方を読む

    行ってみようと思えたなら、返事の前にいくつか確かめておきましょう。
    どこへ行くのか、何時ごろ帰ってこられるのか、途中で切り上げたくなったらどうするのか。
    この3点が返ってくるだけで、当日の心細さはかなり減ります。

    誘う側が渡す情報も同じで、行き先と帰る時刻を先に伝えてある人は、それだけで安心して乗ってもらえます。

    車内で沈黙が続いたとき

    走り出して15分。
    会話が途切れて、エンジンの音だけが残る。この瞬間に焦った人は多いはずです。

    先に言っておくと、沈黙そのものは問題になりません。
    空気が固くなるのは、黙った瞬間ではなく、埋めなきゃと焦り出したあとです。
    あわてて出した話題は相手にも伝わるもので、趣味は、休みの日は何を、と質問が続くほど車内は居心地が悪くなります。

    運転している人が黙っているのも、機嫌が悪いからとは限りません。
    合流や車線変更のあいだ、頭のほとんどはそちらへ持っていかれています。
    静かな時間の半分はただ運転しているだけだと思えば、助手席の側も気が楽になります。

    音楽やラジオがいちばん働くのがこの場面で、無音だと10秒の沈黙が長く感じられますが、何か鳴っていれば同じ10秒がただの間になります。
    お互いのプレイリストを交代でかければ選曲が話の種になりますし、ラジオなら流れてきた話に反応するだけで会話が生まれます。

    話すことが尽きたら、自分の中から探さなくて大丈夫です。
    窓の外に材料はいくらでもあります。あの看板の店って行ったことある、この道は思ったより海に近いね。
    目の前にあるものの話なら、準備がいりません。

    運転の話へ逃がすのも手です。
    この車はいつから乗っているのか、いちばん遠くまで走った場所はどこか。
    運転する側にとって答えやすく、そのまま次の話へ転がります。

    助手席にできることは、話すだけではありません。
    飲み物のふたを開けて渡す、ナビの音量を下げる、次に停まれる場所を先に見ておく。
    手も目もふさがっている人のかわりに動くだけで、車内の空気は軽くなります。

    黙っていても平気だった、という記憶は、盛り上がった記憶と同じくらい残ります。
    沈黙を敵だと思わずに済んだ日は、それだけで十分うまくいっています。

    片道の時間で、気まずさの量が変わる

    行き先を選ぶ前に、今日は片道どのくらい走る日なのかを決めます。
    往復の車内時間は、そのまま、ふたりで黙っていられるかを試される時間だからです。

    片道30分なら車は移動手段に近く、会話が途切れきる前に着いてしまいます。
    駅から歩くと遠い喫茶店や、坂を上りきったところの公園。
    初めてふたりで乗る日は、この距離から始めると気楽です。

    片道1時間前後は、日帰りでいちばん扱いやすい距離です。
    朝10時に出て11時に着けば、昼を食べて午後を使っても明るいうちに帰れます。
    効いてくるのは道中のほうで、海沿いの区間や峠を越えて開ける景色があるほど、車内の静けさは気になりません。

    片道2時間を超えると、往復だけで4時間以上を車の中で過ごします。
    まだよく知らない相手と4時間となると、話題より先に体力が尽きます。
    行きと帰りで別のルートを選べるか、運転を代われる人がいるか、そこが埋まらない日は距離を落としておきましょう。

    付き合う前の一日目なら、往復2時間以内。
    これくらいに収めて、少し物足りないまま帰った日のほうが、次に会う話は出やすくなります。

    サービスエリアと休憩の入れ方

    車内が長く続くとき、先にしんどくなるのは会話より姿勢です。
    ずっと座って、同じ距離で同じ相手の横顔を見ている。1時間を超えたあたりから、じわじわ効いてきます。

    だから、降りる回数を先に決めてしまいましょう。
    1時間走ったらサービスエリアか道の駅に停まると決めておけば、当日に切り出す必要そのものがなくなります。

    トイレに行きたいと言い出せない人は、付き合う前ならなおさら多く、我慢したまま何十分も座っていたりします。
    運転する側から「そろそろ一回停まろうか」と出しておくと、相手は自分から言わずに済みます。

    停まっている10分にも意味があります。
    外の空気を吸って売店をのぞいて戻れば、さっきまでの静けさはリセットされています。

    区切りを入れた一日は、同じ距離を走っても短く感じられます。

    夜のドライブをどう締めるか

    夜のドライブは、始めることより終わらせることのほうが難しい。

    景色のいい場所に着いて、車を停めて、少し話す。
    詰まるのは、そのあとを決めていないときです。

    決めていないと、なんとなく家の前まで送って、停めた車のなかに長い沈黙が生まれます。
    降りるきっかけを相手に作らせることになるので、ここは避けたいところ。

    何時までに送るのか、その手前でどこかへ寄るのか。
    走り出す前に決めておきましょう。
    「23時には送るね」と先に伝えるだけで、相手も自分の夜を組み立てられます。

    付き合う前なら、名残惜しいくらいで切り上げるのがちょうどいい。
    もう少し乗っていたかったな、と思ってもらえたら、その夜は成功です。

    運転する側・される側の負担

    ドライブデートは、負担が均等になりにくい過ごし方です。

    運転する人は、往復のあいだずっと判断を続けています。
    車線、信号、前の車との距離。楽しく走っていても、体は疲れていきます。

    助手席の人がガソリン代や高速代を持とうとするのは自然ですが、お金の分担だけで清算した気になると、次に誘いにくくなります。
    「運転ありがとう」を着いたときと帰り着いたときの2回言うだけで、疲れの残り方は変わります。

    運転しない側にも負担があって、行き先も経路も相手が握っているぶん、助手席は一日じゅう相手のペースに合わせている席です。

    どちらか一方だけを気遣う形にすると、この過ごし方は続きません。
    運転を代われないなら、店を決める役を引き受けると、どちらも、やってもらっているだけの立場から抜けられます。

    車を持っているかどうかも、そこまで大きな問題になりません。
    カーシェアを借りる日を作っても、電車で行ける場所を歩く日にしても、ふたりで長い時間を一緒に過ごしたなら、それはドライブと同じ働きをします。

    まとめ|沈黙を消そうとしないほうが、うまくいく

    付き合う前のドライブで気まずさを決めているのは相性ではなく、車内にいる時間の長さと、その時間を埋めようと焦ったかどうかです。

    誘われたなら行き先と帰る時刻を聞いておいて、誘うならその2つを先に伝えておく。
    往復は2時間以内から始めて、1時間に一度は車を降りる。
    音楽はかけておいて、静かになった時間はそのままにしておく。

    ここまで揃っていれば、あとは窓の外を見ながら思いついたことを話すだけです。

    ふたりの距離が縮まって、車を停めてゆっくり過ごす日が来るのは、もっと先です。
    そのときに考えることは、別の記事へ譲ります。

    ▶ 付き合う前にホテルへ行くときの考え方を読む

    今日のところは、そこまで考えなくて大丈夫です。
    帰りの車で、また同じ道を走りたいと思えたなら、その一日は十分に成功しています。

    夜まで走る日は、22時以降の動き方を知っておくと落ち着きます。

    ▶ 夜デートは何時までかを読む

    車を使わない日の組み立ては、別の記事で扱いました。

    ▶ デートの全体像を読む

    ▶ ハピホテで空室を確認する

    関連記事